ジョルジオ・アルマーニ

ファッションデザイナーには同性愛者が多い?

モードの帝王も同性愛者だった

現代社会における、日本のみならず世界各地の男性にとってのハイブランド商品としても名高いジョルジュ・アルマーニ、ハイブランドの1つとして世界でも有名な一品となっています。こちらのブランドの愛好家も多いことでしょう、発表されているファッションなどのハイセンスはもちろんのこと、常に最先端のファッションを作り続けているイタリア屈指のブランドとしての地位を我が物としているブランドですが、このブランドの創設者でありディオールと同じくブランド名として自身の名前を起用している『ジョルジュ・アルマーニ氏』もまた同性愛者として有名な話だ。しかも本人はいまだに存命となっているが、アルマーニ氏が本格的にファッションブラントとしてその知名度を挙げていくことになるのはディオールが活躍していた時代から約20年ほど後の話になる。時代によって異なると考えれば別段難しい、もしくは疑問に思う話でもないだろう。ではアルマーニ氏ブランドが本格的に活躍・人気を得ていた時代はどのような情勢だったのだろう。

1970年代の黎明期

1970年代、この年になるとアルマーニ氏が本格的にファッションブランドとして地位を確かなものへとする段階へと踏み出すことになりますが、この頃における歴史的な特異点として挙げられるのは『ベトナム戦争』という点だ。まだまだ世界情勢において不安定な時期が続いていたこともあったため、多くの若者が戦場へと駆りだされる事になっていましたが、戦争が終結した1975年には多くの若者がアメリカへと無事に帰郷することになります。当然、それまでの軍役生活における鬱憤というものがどれほど溜まっていたのかという点に関しては述べるまでもなく、今までの遅れを取り戻していくかのようにアメリカ社会では遊びの文化というものが到来することになる。一般的には1970年代はファッション業界からすると『若者文化』と呼んでいい頃だった。

この頃になると今では普段着として利用されているジーンズなどが流行するようになり、一般的にお洒落をする人が各地域に多く出現するようになる。ロンドンにおいては女性に大人気のヴィヴィアン・ウェストウッドのデザインした過激な衣装が労働者階級を中心とした人々に多く受け入れられるほど、その人気をますます高めていくことになる。そうした中でアルマーニブランドもその活躍の場を広げていくことになるのだった。

アルマーニ氏も軍役後にデザイナーへと転身

そんなアルマーニ氏が本格的にデザイナーとして活動を始めるようになったのは、彼もまた兵役終了後に百貨店勤務を経験した後にデザイナーとして活動を始めたことが全てのきっかけだった。その後デザイナーとして活動して行く彼は1970年代に独立し、その5年後に現在のジョルジュアルマーニ氏の原形を創り上げる事になる。ここからアルマーニ氏の躍進が始まることになります、それこそ贅沢な素材を使用し、シルエットの美しさに加え、着心地のよさを追求したことによって、多くの人々に受け入れられたことでそのままファッション業界においてなくてはならない存在へと消化するまでに時間を要する事はありませんでした。

その後81年にはコンセプト『装うことで、美しく遊ぼう』というテーマの元に、セカンドラインとして若者向けのブランドを発表したことによって後にアメリカ週刊誌タイムの表紙を飾ることもあるなど、名実ともにファッションデザイナーとして大いに成功することになる。恐らくこの時にようやく世界中にそのブランドの名前を知らしめることに成功した、と見なしていいだろう。この時週刊タイム誌の表紙になったのはディオールに続き二人目のファッションデザイナーとしての登場ということで、それだけ当時から慕われていたということが良く理解出来る。

当時もそうだが、現在でも現役として活動しているアルマーニ氏の有名な語録として次のようなものがある。

私はニセモノが嫌いだ。見せかけの真実は見たくない

この言葉はなんともクリエイティブ系の仕事をしている人らしい言葉だろう、しかも数多くの流行を生み出しているデザイナーとしての顔が説得力をかもし出しているのでもはや反論の余地すら存在しないだろう。そんなアルマーニ氏も同性愛者だといわれているのだから驚きだと感じる人も居るかもしれないが、それこそ老若男女問わず多くの人々を顧客層としたファッションを開発したという事実を考えれば、説得力もあるといえるのかもしれない。アルマーニ氏はイタリア出身なので厳密に言えばアメリカ文化とはあまり関係しているとは言えないかもしれないが、同性愛者として活動しているデザイナーという点においては大いにその能力を発揮しているといえる。

アルマーニのこんな広告

そんなアルマーニでこんな広告が作られたことをご存知だろうか?それは同性愛者同士のカップルがモデルとなった宣伝がされたというのだ。ちなみに男性のだ。中々斬新な起用をしたのだと感じることもある。ただ時折こうしたファッションブランド、特にハイブランドと紹介されているものほどどことなく同性愛を連想させるような広告をしているものが多いだろうと感じるものがあると感じる人も多いだろう。筆者が今ここで挙げるのはカルバン・クラインの宣伝は特にその傾向が強いように感じられる。無論どのような着ているイメージとなっているのかについてしているだけなのだが、そんな宣伝に気後れして購入を躊躇ってしまう人ももしかしたらいるかもしれない。

しかもこの原稿を書いている資料を見ているときに気づいたのが、なんとアルマーニで活動しているデザイナーのほとんどの男性が同性愛者だというのだ。それはそれで違う意味で驚きだが、もしかしたらアルマーニがいまだにコレだけ精力的に活動していけるのはそんな感性豊かなデザイナーは沢山所属しているからこそ、世界的ハイブランドとしての名を不動としているのかもしれない。

ファッションデザイナーには同性愛者が多い?